snobbish adversaria

アニメ、マンガ、ゲーム、スポーツ、ギャンブル、音楽、時事ネタ。 管理人が日々関心のある様々なものに対する雑感。

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終わりのクロニクル7 ネタバレ感想 終わクロ 完結

いやもう。劇中で佐山が新庄の作品に述べた感想を全部そのままお返しします、
という感じ。読了後に言詞爆弾が爆発したら、世界は幸せで満たされたこと
だろう。きっと。

 

● 終わりのクロニクル7

・ 作者 : 川上稔
・ イラスト : さとやす(TENKY)
・ 出版社 : メディアワークス
・ 発売日 : 2005年12月10日
・ メディア : 文庫
なんというか、徹頭徹尾川上稔。どこを切っても。どこまでいっても。
こちらが求める燃える展開がやはり出てきて、しかし燃える。
終わクロフレーバーが乗っているとはいえ、流れは完全にいつも通り。
ただしボリュームが並外れているが。

六巻の終わり方からするに、最後くらいシリアス展開になるのかな? 
という予想もあったが、変わらず全編ギャグ尽くし。これには賛否あるだろうけど、
シリーズ開始時の「終わクロは明るめに行く」との宣言通り、それこそが
終わクロの個性なんだろう。

個人的に目に付いたのは、OSAKAばりの短文&改行の多さ。OSAKA以降、
ほとんど見られなかったが、格闘戦の呼吸、テンポに非常にマッチしていた
あの文体が、今巻でちょっと復活。さらに磨きがかかってまさに散文詩の様になり、
最早、美しささえ感じさせる。今後もスポット投入されるといいな、と。

それと今回、名無しさんがやたらと格好よかった。一兵卒がいい台詞を
はいてくれるのは恒例だが、今回は一群(軍)としていい味が出ていた。
各国が援軍に来る際のそれぞれの個性的な陣容が素晴しかった。
特に仏蘭西の武神大隊とか、飛王親衛隊とかw

国歌と地の文の並列はちと読みにくかった(訳文がなければ結構違ったと
思う)けど、いい演出だったとも思う。しかし仏蘭西のは成立背景もあって
歌詞がやっぱドぎつい。米国のはストレートにらしくてかっけえ、イメージ
そのまんまだもん。

マイナス面では。
まだネタを出してないのか、流石にまとめきれなかったのかはわからないけど。
設定面の完成度では都市に比べると、若干突っ込みどころというか、瑕疵が
あったように思う。AHEADというシリーズはまだ始まったばかりだし、世界も
始まったばかりだから、現時点ではそんなもんかな、とも思うけど。
次作が出て、終わクロの位置づけが相対的に判明すると、また新発見が
あるのだろう。

 

●その他短雑感

・佐山
奥多摩崩壊後、校庭をうろつくシーンはなかなか終わクロらしからぬ
悲しいシーンでよかった。直後の展開とのギャップも○。
しかし、青江と関係があるとすると、随分頭が劣化したなぁw

・飛場
前巻で覚醒したお陰で、今回は別人の様な戦いぶり。
竜美との戦闘は熱くて最高だ。ベストバウトかも。

・荒人・改
二度の大破と一度の中破を乗り越え、全竜交渉に参戦。アポ・テュポーン戦で
再び大破。今回復活したと思いきや、またも大破w 不遇にもほどがある。

・美影
あの挿画と台詞の破壊力は全巻屈指と勝手に断定。ナチュラル誘惑とは
彼女にこそ相応しい。私は断然、黒髪派! それほど好きなキャラじゃあ
なかったのが、ランクうなぎ登りですよ。


・アレックス
なんか完全にサンダーフェロウより目立ってたような……。最後のライバルの
武装を使ってパワーアップとか主人公かよ、と。ヘカトンケイル達と同様、惜しい。

・竜美
夕樹に匹敵する位の極大ツンデレキャラだったらしい。ノアの砲撃を素手で
弾く超人っぷりは驚愕。人外。面白半分で竜司・美影にちょっかいだして、
疑似三角関係とかになった状況が激しく見たい。

・風見&出雲
ああああああああああああっ。セッションなしかよぉぉぉぉぉぉ。
G-Sp2との別れはたいへん風情があったが、V-Swのはなんだあれはw

・出雲家
なんでこんなに目立たないんでしょう?
烈は被害者の名前を白板に書くという凄まじい地味さ。
全に至ってはシーン無し(泣  他の八大竜王も戦って欲しかったなあああ。
姫も出てきたし、ブレンタンを助けてやれよジーク!

・八号
侍女型なのにやたらと戦闘好きな人。でもやっぱり本職じゃないので
戦績は佐山に負け、オドーにも負け、今回も……。ヴァイオレットの次に
スペアがなくなりそうな勢いだ。それでもギュエスより悲惨な感じがしないのは
何故だろうかw
そして結局、3rd-G住人ではモイラ達をも上回り、一番の出世頭。

・至&Sf
二人の最後はグッと来た。
そんで、昔の至は素直で可愛がられるキャラだった、と思っていたけど、
良く考えると高校の卒業文集に"の"を並べてたし、当時も微妙だったのかも。

こういう所、安い救いを作られないのは終わクロでも変わってなかった。
これは詩乃についても同じ。適当に復活させて命刻と抱き合って、よかったね、
と出来るだけの設定はあるけど、しない。


んで、密かに楽しみにしていたあとがき次回予告。しかし、未定とは予想外。
次回予告が無かったのってもしかして初かも? 都市が来るのか、
AHEADが来るのか。雑誌のOOが先に再開するのか。EDGEでハードSFをやるのか、
GENESISでファンタジーをやるのか。
う~ん、楽しみ。


なお、厚さ関連のネタは読みきれないほどに各所でネタになっているので、
そちらへどぞー。バベルを作ったり、他の本と比較したり様々な趣向があって、
楽しめます。

Ask.jpブログ検索
はてな 川上稔関連

発売時から毎日増えていく関連記事を見つつ、改めて今回の本のインパクトが
大なることを認識した。本屋に在庫がある限り、置いてあるだけで宣伝になる、
という。
今回は7巻でしかも完結、ということで試しに購入するわけには行かなかった
だろうけど。終わクロが出たときに、都市で注目してた人が新シリーズという
ことで手を出してくれたように。次作発売時には、今回で名前を売った分で
多くの人に手にとってもらえると嬉しいな。
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知識と読書 へのコメント用に書いたのだが、文字数多すぎで
3分割でも入らなかったのでw、こっちに。

これは歴史が現代のイメージ語られるお陰で、妙な誤解を受けている
最たる例だと思います。

(新興宗教ではない)由緒正しい宗教=無害、無欲、清貧
比叡山=神聖な宗教施設

というのが現代日本人のテキトーなイメージなわけですが、
これは歴史を見るうえでは通用しません。
どういうことかというと、中世の日本における寺社勢力というものが、
いかに強大な力であり、国のガンであったか、ということです。

彼らのお陰で、当時の日本は経済の自由がありませんでした。
物を売ろうとすると、品を運ばねばなりませんが、私的な関所を大量に
(琵琶湖上には11。淀川水路上には300以上の関があったといわれてます)
作られていたので、ちょっと場所を移動しただけで法外な通行料を取られる。

やっと物を運んでも、荘園や関所や座や市といった経済利権を彼らが
握っていた為、売るスペースを確保するのには、莫大なショバ代が必要。

必然、物価は慢性的に高く、庶民は苦しい。それら不労所得で寺社勢力は
僧兵と呼ばれる軍事力を増強し、政治にも圧力をかける。ヤミで商売を
しようものなら、僧兵にボコられる、と。今でいうなら、多種の圧力団体と
組織暴力団が一体となっているような感じでしょうか。

何故、「楽市・楽座」、「関所の撤廃」といった信長の政策が偉大で
あったかは、上記の背景があるからなワケです。他の武将達は寺社勢力が
怖くて、やりたくても出来なかった。ここら辺、小泉首相が抵抗勢力を恐れず、
利権を次々を解体したことと非常に重なるわけで、ほりえもんと首相なら
首相の方が信長っぽいと、私は思いますねw
小泉政権の成果

民主主義が実現しておりネットもある現代でさえ、既得権を奪うのは
あれだけ大変だった。名だけの人でも、実だけの人でもマスコミに
潰されたでしょう。
それが本物の武力をそれぞれがもってる戦国時代ならば……。
焼き討ちとあいなったのも、仕様がないように思います。
というか字の通りに、死なないと離さなかったでしょう。

「宗教団体は布教や研究だけすべき」といって信長(と秀吉と家康)が
彼らから利権を引っぺがして、残った部分が上記のイメージというわけ
なのですよ(秀吉の刀狩は寺社勢力への強制武装解除ですな)。

参考:
井沢・元彦「逆説の日本史8」「同、9
THREES流戦国群雄伝 このページのトップへ

友人の某key氏が気に入っているという、ALI PROJECTなるバンド。
どんなの? と訊いたらサンプルを頂けたので早速聴いてみる。
女性Vo.+ゴシック系とのことで、参考作品として「WithinTemptation」や
After Forever」、「Evanescence」を手元に置き、いざ観賞開始。
お、以外と速くて強刺激な感j


ぎゃあああああああああああああああああ



な、なんだこの声・歌唱は……!?
思わず再生を止めてしまったw
こんなのを想像してたら全く違うものが出てきて焦った。

しかし本来、私は歌唱力や音質に極めて鈍感なので、落ち着けば問題なかろう、
ということで。テキオー灯を浴びて気を取り直して聴いてみる。
慣れてしまえば、EGO-WRAPPINに合成着色料を加えた様な※ものだと
冷静に判断できた。味になってるんだろう、これは。実際、歌え、と言われたら、
かなり困難だろうし。

※声色や音程が目まぐるしいスタイルに+独特な風味がのった、という意味、
まあ、EGO-WRAPPINもちゃんと聴いたことはないんだけどw 無責任でスマソ。

ともかく、ゴシック+女性ボーカル、ということで適当に関連性が深いと予想した、
所謂ゴシックメタルとは全く違う。ゴシック+ヘヴィロック+オルタナで
世界中で大ヒットし(て直後に消えていっ)たEvanescenceとも全然違う。

歌詞世界は、日本的なイメージのゴシック。耽美、ブラック、シュール、
等が重要なキーワード。界隈で雰囲気が似てるのは少女革命ウテナの音楽かなぁ。

曲調もそれを彷彿とさせるものがある。
もっと視点を上げると、メタリックではない「Moi Dix Mois」女性ver.。
でも一番最初に"似てる"と思ったのは、B、C級のメロスピだったりしてw
日本中で1000人もわからないレベルの例えを出すと、「Elfoer + Almora」!
私の脳内ではこれが一番しっくりくる説明かもw

良くも悪くも雑多で何でもアリ。かつ、メロを弄りすぎな所が、オタクセンスに
ストライクな感じというか。普通の感性で聴くと、もうちょいストレートでいいのに……、
と思うんだけど、常日頃刺激過多のオタハートにはこのくらいで「ええ湯加減」
となるのは非常に恐ろしい。ここら辺は「Sound Horizon」を聴いた時と
似たような印象だなぁ。

ともあれ、歌メロは極めてキャッチー。そしてインスト部分はアラビアンな
民謡風フレーズもあり、結構ツボを突付かれた。
なかなか良いものを教えていただいたということで。感謝です。 このページのトップへ
評価の意味に関しては 初回レビュー冒頭を参照してください。)
HELLOWEENの6thアルバム、「Master Of The Rings」。
またVo.が現在のアンディ・デリスとなっての第一作目。Vo.チェンジという
苦難を乗り越え、理想的なモデルチェンジを成功させたHELLOWEEN。
その始まりとなった作品。
Master Of The Rings
・ 2548円
・ ビクターエンタテインメント
・ 発売中(1994年08月24日発売)

 

各所のレビューサイトを見てみると、多くの場所でこのアルバムが、
かなりの高評価を受けていることが簡単にわかると思う。

食品に限らず、芸術も旬や賞味期限という要素を持つことがある。
前者の場合、その当時ほどの感動を味わうことが難しくなるものの。
今聴いても(+αなしに)それなりに楽しむことが出来る。

しかし、後者の場合はリアルタイムの空気が無いと観賞に耐えなくなる。
映画でいえば、「ボディ・ガード」とか「タイタニック」なんかがそれに当たる
かな。どちらも今見ると、かなり馬鹿らしいというかw 何故当時あんなに
話題になったのか、皆目理解出来ないような有様である。年に一回はテレビで
流れている気がするけど、正直、タダでもちょっと……というレベルだ
(どちらも主題歌の方は本当の名作だと思うけど)。

このアルバムもそんな時期性のあったアルバムである。
幸いなことに賞味期限ではなく、旬の方であり今聴いても充分楽しめる

では、そんな"旬"を産み出した、当時のHELLOWEENの状況、ファンの心境とは
どういったものだったのか?

HELLOWEENが「守護神伝1、2」で黄金期を迎えたのは周知の事実だが、
その後このアルバムが出るまでどうだったか、ということ。

結論から言うと、
天国から地獄を地で行くように急降下していた

・バンドのリーダーであったカイ・ハンセンの脱退
・レコード会社の移籍、その契約の問題で長期の活動凍結

と最悪なことが重なったためだ。しかも散々待たされた末に出たのが、
守護神伝の気配は影も形もない「Pink Bubbles Go Ape」。続いて発売されたのは
バンド史上最大の問題作「Cameleon」。

そこに見られたのは、楽曲の質の低下。方向性の迷走。そして、メンバー間の
確執の表面化。カイの脱退により、HELLOWEENはもうズタズタになってしまっていた。

サッカーJリーグで例えてみよう。今年の正月。東京ヴェルディは天皇杯を制覇し、
助っ人ワシントンの衝撃的なデビューもあり、リーグでの飛躍を期待されていた。
しかし、結果は……名門にして初めての屈辱的な降格の憂き目にあってしまった。
正に天国から地獄。

もし来年。ヴェルディがJ2で首位を独走。若手が順調に育ち、一年でJ1に復帰。
再来年のJ1では優勝。

という経緯をたどったとすれば、J2時代のことも
「今考えれば、落ちたのも悪くなかった」
と思えるかもしれないが、リアルタイムでこの先どうなるか解らない状況の
サポーターからしたら、将来・現状を絶望あるいは嘆くより他にしかたがない。

当時のHELLOWEENファンもそんな心境だったに違いない。
復活した今でこそ
「よく主分野でないジャンルでこれだけ高品質なものが作れたものだ」
と、肯定的な評価も聞かれる両作ではあるが……。

そして「Cameleon」後に聞こえてきたのは、マイケル・キスク、
インゴ・シュヴィヒテンバーグ脱退というニュース……。解散、消滅、という言葉が
浮かばざるを得ない状況。

しかし、HELLOWEENは終わらなかった。その後に流れてきたのは、
なんと当時の人気バンド「Pink Cream 69」の中心人物、アンディ・デリス加入
という衝撃的な報。
そして発売されたこのアルバム。一曲目(Irritation)。名称・曲調共に、
守護神再び! なクラシカルイントロ。
二曲目(Sole Survivor)……。始まったのは、強烈にメタリックなイントロ……!
まるで溜まりに溜まった不安を、鬱憤を全て吹き飛ばし、昇華するかのような
このイントロを聴いたファン達の心境が、筆舌し難い喜悦に満ちたものであったことは
想像に難くない。

といった物凄い経験を経ているファンと、後からHELLOWEENの出している
アルバムの一枚として聴いたファンと、その評価がどれだけ異なるものか……。

残念ながら私は後追いで御座いますので、情感こもった熱いレビューには
ならないでしょうが、予めご了承ください。


個人的にはこのアルバム。アンディ加入後の作品としては、「The Dark Ride」の
次に気に入っていないアルバムだったりする。別に悪い作品ではないが、
後の作品の曲の充実に比べると、やや粒が揃ってないかな? と感じる。
はっきりいうとグラポウの曲が、アンディ&ヴァイキーのものに比べて一段
落ちている。後のアルバムではアンディとウリでその穴を埋めたわけだが、
このアルバムではまだそうなっていない。そして、アンディがボーナスで
ポカをやらかしている為、ちょっとアルバム全体として聴くと辛い。
とはいえ、3.はこれ以後のHELLOWEENのウリとなる「泣き疾走」の
はしりとなる名曲

4.、6.はキスク時代にはなかったタイプの曲。10.もまた見事な曲で、
ジャーマンメタル界隈ではかなり珍しいハイセンスな本格的バラード
これも以後のHELLOWEENの特徴となる、……といった風に復活しつつも新しい
HELLOWEENを見せた、という意味で、見所はタップリとある。それが以後は
クオリティが上がって定着してしまったので、凡庸に聴こえるということだろう。

カイ・ハンセンは初期HELLOWEEN、ヴァイキーについてこう述べている。
「ヴァイキーはとてもメロディアスな感性を持っていけど、当時(HELLOWEEN結成前)
にやっていた音楽はハード・ロックではあったけどヘヴィ・メタルではなかった。
俺はヘヴィ・メタル人間だったけど、メロディのことはわかっていたし、
ヴァイキーもヘヴィネスについてわかっていたから、2人でいいコンビネーションに
しようと思ったんだよ」


ヴァイキーはアンディについてこう述べている。
HELLOWEENにはPC69のコマーシャルな要素が欠けているし、
逆にPC69にはHELLOWEENのワイルドな要素が欠けていた

「アンディが入っても、俺のソングライティングには特に変化はなかったね。
彼はその道の天才だから、スタイルに適応するのが凄く上手い、それで一緒に
始めたんだけど、こういうサウンドになるのは俺には歴然としていた。
これこそ俺の求めていたものだった」


今見ると非常に面白い。かつて、カイとのケミストリーで奇跡を生んだ
ヴァイキーは、今度はアンディというパートナーを得て再びメタルへと帰ってきた。
「Master Of The Rings」はスケジュールの都合もあり、メンバー各自の持ち歌を
集めて収録したもののため。ケミストリーという意味は薄い。3.は共作だが、
それ以外では各人それぞれの個性が強い。上の言葉の真価は次作「Time Of The Oath」 で見事に証明されるわけである
このアルバムは、胎動し始めた新たな個性、というものを感じさせる
一枚であるといえる。

評価としては、まあ他のを聴いてファンになってから集めればイイと思う。
ベストを持ってるならいらないかもw 待ちで。

 

曲名をクリックするとHM/HRこの曲を聴け! のそれぞれの曲のページに飛ぶようになっている。
聴き所を知るには非常に便利であるので、是非、活用されたし。

 

曲名 評価 コメント

タイプ

1
Irritation
1:15
-

ファンには印象深い「I」から始まるインスト曲。
守護神伝の「Initiation」、
「Invitation」と韻を踏んでいる。

-

2.
Sole Survivor
4:32
イイ! 本文でも述べた通り、このイントロは衝撃的!

が、歌メロの煽情性は残念ながら、それほどでもない

即効
3.
Where The Rain Grows
4:46

悶絶

アンディHELLOWEENの聖歌(アンセム)ともいえる、
一曲。この哀愁こそが新生HELLOWEENの最大の特徴である。
今後よく見られるようになる"bridgeで一端調子を変えてペースを落とし、泣きを振りまく"、という手法もこの曲が始まり(と思う)。

ヴァイキー、アンディの共作第一号。ライブでの合唱も定番。

即効
4.
Why?
4:11
イイ! アンディの持ち込んだ個性その2。哀愁の満ち満ちたHR曲。 普通
5.
Mr. Ego
7:03
普通 ヴァイキー曰く「グレイトな曲」 らしいがうーん……。サビメロは印象的ではあるけども、7分間それだけで強引に引っ張ってる感じがする。

歌詞はキスクの事を歌っているらしい。

スルメ
6.
Perfect Gentleman
3:53
満足 Why?と同じく哀愁のHR曲。
それでいて、こちらは歌詞にユーモアがある。とってもキャッチーな名曲。
即効
7.
The Game Is On
4:40
満足 「Rise And Fall」を思わせる、効果音が要所に用いられた楽しい曲。

テトリスの「GAME OVER」音。「ディルディルディル~」っていうあの短い音をリフにして、一曲仕上げてしまっている。ヴァイキーの天才性が垣間見える曲。

即効
8.
Secret Alibi
5:49
満足 これはかなりスルメだ。
最初は特に印象に残らなかったが、いまではお気に入りの曲。

メロディアスだが、キャッチーというより美旋律系。雰囲気もアンディにあっている。
メタメタしい重厚感は薄い。
スルメ
9.
Take Me Home
4:25
待ち アメリカンな雰囲気のハード・ロック。曲の中ではまだ一番キャッチーなchorusがタイトル連呼で単調。 普通
10.
In The Middle Of A Heartbeat
4:30
満足 アンディが持ち込んだ個性その3。

素晴しすぎるバラード。
いわゆるメロスピといわれる音楽性のバンドの中で、これだけハイセンスなバラードを作れるアーティストは本当に稀有である。

ギターソロはアンディのバラードの中でも出色。

普通
11.
Still We Go
5:10
イイ! 悪くないんだけど、chorusが盛り上がらない。9.と同じく延々タイトル連呼。要は単調。何回「Still We Go」っていうつもりだw

一方、ソロはかなりカッコイイ。後半部は完全にネオクラ風味に。

普通
12.
Can't Fight Your Desire
3:45
待ち アンディ信者の私が珍しく良さがわからない曲。
chorusでリズムをずらし気味に歌うのは洒落てるが、メロがなぁ。

bridgeのメロがかろうじて魅力的といえば魅力的。
普通
13.
Grapowski's Malmsuite
1001 (In D-doll)

6:33
イイ! 名前から彷彿されるほどテクニカルではないが、いいネオクラ風味のインスト曲。
ライブでのギターソロを膨らませたものらしい。

アルバムの空気を乱してると巷で酷評されているが、
ボーナスだからそれは別に問題ないと思う。
普通

 

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評価の意味に関しては 初回レビュー冒頭を参照してください。)
HELLOWEENの11thアルバム「守護神伝-新章-」。
keeper_le.jpg
・ 2940円
・ ビクターエンタテインメント
・ 2005年10月31日発売済

 

さて、発売から一ヶ月強が経過。
巷に上がっているレビューを片っ端から読んでみたところ、
下記の様な傾向が見て取れた。

  1. 「Keeper」と聞いた時点で思考停止しているもの。
  2. 「バンド自身が「Keerper~」に取り付かれてるよね」
    という言葉が書いてあり、鏡を見ろ、と言いたくなるもの。
  3. 時代とメンバーの相違を理解した上で、普通に評価がなされているもの。
  4. 時代とメンバーの相違を理解した上で、諦めの感情が記されているもの。
  5. 手放しで絶賛しているもの(信者)。

で、このレビューはどれになる予定かというと、ブッチぎりで5.の予定で
ございますw 率直に、本当に物凄く出来のいいアルバムだと思う。高品質であり、
渾身の一作、という言葉がピッタリだ。

こと芸術であれ、スポーツであれ、何であれ。0から1になった時の1と。
1から2になった時の1。同じ1でもその中身は大きく違う、という風に
一般的に捉えられている。前者は無から有を創造する※1。
後者は既に在るものを膨らませる。あるいは前者はに切り込んだもので、
後者はに広がりを持たせたとも言い換えられる。

初めての印象というのは非常に大きい。初めて買った○○。初めて見た○○。
初めての(18禁)。個人のレベルでもそうなのに、シーンという単位
それが起こったなら……。

最初の作品は永遠にその立場を更新されることはない。むしろその価値は、
思い出補正によって年々上昇していくといってもいい。
それに追随した作品は、最高の作品という更新の可能性のある王座を目指す。
最初の作品か、最高の作品か……。
永遠に語られるテーマだと思う。オリジナリティかクオリティか。
「この曲はいいメロディを持っている。しかし、新鮮味がない」
「この曲はとても独創的だ。しかしつまらない」

では、最初の作品がそのまま最高の作品だったら……?

その分野のことを行う限り、それを越えることは理論上不可能だ。
勿論、大きな枠の独創性と、小さな枠の独創性はある。
ありふれたジャンルで独自性を出す、ことも可能だ。しかし、ここで語る所の
「ジャーマン・メタル」「メロディック・スピードメタル」誕生の独創性は
とても大きなものだった。少々の独創のインパクトが霞むレベルの。

「守護神伝 第一章」「同 二章」はそういう作品だ。
「同 新章」は以前の守護神伝の様な革新的な存在とはなり得ない
今作に限らず、HELLOWEENがHELLOWEENである限り。
もし革新性を望むならば、そんな作品を出すバンドはHELLOWEENであって
HELLOWEENではない。別の存在である。
ジャーマンメタルをやらないHELLOWEENを少なくとも私は望まない。

 

というわけで、詳細。

どこでも言われているが、今作はあくまで今のHELLOWEENが作った
「守護神伝」である。かつての音楽像を忠実に追い求めるなら、この作品は
それには応えてくれない。
しかし、ジャーマン・メタルの一作としての完成度は群を抜いたものだと
断言できる。Disc1が典型的な即効性の強いメロスピ。Disc2は捻りのある
楽曲が並ぶ。という構成。始めは一枚目に惹かれるが、徐々に二枚目の良さに
気付く、というのが概ねの経過だろう。
前守護神との対比をいうならば、

前作の「Keeper Of The Seven Keys」(曲の方)はヴァイキーが当時
神経衰弱に陥っていた自分のセラピーの為に作った、という曰くアリの曲。
イエズス・キリストの隠喩であるキーパーが悪魔の誘惑を退けて苦難の末、
七つの鍵を海に封印。悪魔は死に、キーパーは人々の魂に再び光をもたらした。
という御伽噺風の物語を持つ曲。ヒロイックといってよいかもしれない※2。
マイケル・キスクの朗々たる超絶歌唱が、そのオペラティックな雰囲気を
増幅していた。

それに対して、今回の一連のコンセプト曲は全く違う。こちらの特徴は
哀愁であり、悲壮感だ。かつて悪魔に勝利したキーパーも、今は老いている。
守っている人々の裏切りにあい、絶望的ともいえる戦いを続けながらも、
必死に教えを説く。悪魔の誘惑に負けるな!、と……。
「My Life For One More Day」の歌詞には胸を打たれずにはいられない。
(この対比には思わず、かのファンタジー文学の最高傑作「ホビットの冒険」
と「指輪物語」の関係が想起された)

といったところがある。

演奏面では、アンディの高音がかなりスムーズに出ている。
特に「The Invisible Man」「Pleasure Drone」のラストはなかなか驚き。
サシャのギターが見事なのは前作と変わらず。いや、前作以上の冴えを
見せている。本来はヴァイキー担当のエモーショナルなプレイでも、
ヴァイキーを食うほどの存在感。ツインギターが全編炸裂しまくりなのも、
彼が入ったお陰。
ベースは今回「Born~」のソロをはじめ、やけに目立っていていい感じ。
新メンバーのダニーのドラムは非常にパワフルで好印象。全く危なげはない。
ドラムに関しては、今作はインゴを意識したプレイ&音作りがなされているようだ。


同じアンディ期の傑作である「Time Of The Oath」と比較すると……。
その人が初心者なら「TOTO」を奨めるかな、という感じ。シンプルで、
かつバラエティに富んでいる。解りやすいロックアルバムとしては、
「TOTO」が上。
今作は初っ端から14分だったり、他にも長い曲が多いから、メタル初心者には
ややきついと思われるので。既にHELLOWEEN経験者だったり、メタル好きの人は
こっちを買え!

ただし、ジャケットは……。過去最低かもしれんw
3DCGでやるにしても、これより優秀な素人の作品がいくらでもあるように
思えるんだけども。

邦題はいいね! やっぱ邦題がある方がいいなあ。今回の新章はレガシー(:遺産)
の直訳ではないけど、バンドが秘めたメッセージを見事表してるし。
METALLIONのインタビューではアンディが図らずも、
HELLOWEENにとって新しい時代、そして、新しい章の始まりだ
と述べていたし。

※1
勿論、受けた影響というものがあるから、完全に無から生まれた筈はないが、
コロンブスの卵というニュアンスで。

※2
この曲に関しては、守護神がイエズスであるということに加え、
物語のあらすじがヴァイキーの病状の経過を表している、という二重の
隠喩が含まれている。

 

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聴き所を知るには非常に便利であるので、是非、活用されたし。

 

Disc1

曲名 評価 コメント

タイプ

1
King For A 1000 Years
13:54
神降臨

この曲が駄目ならもう、
ファンは止めた方がいい。
Helloweenが打ち立てた
新たな金字塔といえる大曲。

「Time will be~」で号泣。
「I will show~」で合唱。
ツインギターで狂喜。
ラストの泣きアウトロで昇天。


誰も言及してなかったが、
歌詞も相当なレベル。
この曲に限らず、今作の
アンディの歌詞はどれも
素晴しい。

即効

2.
The Invisible Man
7:17
満足 サシャ入魂の一曲。
ドラマチックでシリアス。
長さを全く感じさせない。
アンディの声と、とてもよく
合っている。
インストパートとそこから
繋がる最後のchorus
三連発はかなり来るね。

キーボードがとてもいい味を
出している。
即効
3.
Born On Judgment Day
6:14
悶絶

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!

もう。ヴァイキー丸出し。
「Eagle Fly Free」を
進化させた様な、全ての楽器のソロが痺れ過ぎる!!(ソロ入り際の「ファンッファンッファン」って音が期待感を高まらせる)


華々しいアウトロもらしい。
即効
4.
Pleasure Drone
4:10
イイ! ここにあらねばならない曲。
地味だが、洒落た佳曲。

小動物の可愛さ・哀しさ、が
強く感じられる。ソロかっけー。
普通
5.
Mrs. God
2:57
満足 この位置に入ると腑に
落ちる人も多かったようだ。
スルメ
6.
Silent Rain
4:22
満足 サシャがヴァイキーへの
オマージュとして作った曲。
まんま「Eagle Fly Free」な
部分を含んだり。

Helloweenでも最速クラスの
疾走曲だが、歌詞は
児童虐待に関する重いもの

ソロ明け。vo.にエフェクトの
かかる部分。まるで泣いて
いる様な、アンディの真骨頂
ともいえる哀愁歌唱に痺れる。
即効

 

Disc2

曲名 評価 コメント タイプ
1.
Occasion Avenue
11:05
悶絶 こちらはアンディの大曲。
D1の1.と対比させる様に、
全く違ったタイプの曲に
なっている。

HELLOWEENらしいキャッチーさ
では「King~」が優れるが、
プログレっぽさ、マニアックな
魅力では断然こっち。

スルメ
2.
Light The Universe
5:00
満足 「Blackmore's Night」の
キャンディス・ナイトがゲストで参加。中高音のイメージが強かったのだが、この曲ではひたすら低音。
こんな歌唱も出来るのかと、プチ驚き。メチャメチャ艶っぽい。


サビメロはまんまアンディのソロの「Good-Bye Jenny」だが、キーボードの絶妙もあり、まったく違ったクラシックな雰囲気の曲になっている。

歌詞と合わせて、ジュベナイルファンタジーのエンディングにぴったりな夢のある美しい曲。
スルメ
3.
Do You Know What
You Are Fighting For

4:46
イイ! 前作の「Nothing To Say」と同系統の匂いがある曲。
「DeepPurple」を思わせる、クラシックなハードロック
スルメ
4.
Come Alive
3:21

イイ!

アンディ十八番のHRチューン。
うねうねとテンポやキーが
変わるのが面白い
スルメ
5.
The Shade In The Shadow
3:25
満足 同じフレーズのひたすら
繰り返し。非常にシンプル。
しかし、キーとなるメロが
物凄くいいので、問題なく
様になっている。
しかもサシャの提案により、
ギターソロも排されており、
さらに研ぎ澄まされている。
即効
6.
Get It Up
4:14
悶絶 疾走版「Power」。
ギターソロの展開など、
正に、と言った所。

爽快で、キャッチー。
即効性バツグンの名曲。

→が普通なのは、アルバムでの曲位置の問題。結構聞き逃してる人が多かったので
普通
7.
My Life For One More Day
6:53
満足 追加パートによって
シングル版よりグッと風格が
出た。このアルバムの締めに
相応しい曲。
即効
8.
Revolution
5:06
イイ! 当落選上の曲、かな。
本編に入っていても、
文句は出ないだろう。

Disc2の2、3に入ってたら、
いい感じだと思うんだけど。
スルメ

 

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